米ドルを持ち続けた状態で、運用を続ける場合の選択肢

個人投資家が米ドルを持ち続けた状態でFXなどでの運用を続けて行く場合、基本的には手持ちの米ドルを銀行などの預金として預ける形となります。
しかし2018年現在、米ドルの預金の金利は総じて低くなっています。
今後政治や経済情勢によって金利が上昇する可能性もゼロではありませんが、現状では預け続けていることに関して収益はほとんどありません。

もちろん預金しておくことのメリットも様々ありますが、デメリットも少なくありません。
例えば外貨預金の場合は基本日本円での預金と同じシステムですが、日本国内金融機関への預金と異なる部分も多いです。
中でも大きい点は預金保険制度のペイオフ(預金保護)の対象外となってしまうこと。金融機関が破綻しても保護されない形となります。

こういった点もふまえて、FXや外貨預金に加え、その他の米ドル建て金融商品への投資や運用も視野に入れて考えてみてはいかがでしょうか。
この場合も手持ちの米ドル全額をというわけではなく、そのうちの何割かを投資するほうがリスクは減らせます。

『投資信託』は、個人投資家では直接取引するのが厳しい証券市場に、投資の専門企業などが投資家から資金を預かって代理投資をしてくれるという金融商品となります。
投資先は金融商品によって違い、専門家が目利きした債券や株式など種類も多様化しています。商品によっても違いますが、短期ではなく長期保有するほうが向いている商品が多い傾向にあるようです。

自らの元手状況や政治経済情勢を頭に入れつつ、投資信託を取り扱っている企業や投資先の評判や動向のデータなど、しっかり下調べをしながら慎重に検討していくのがよいでしょう。

なるべく低リスクを重視するのであれば、預金よりもほんの少々ですが金利が高い『アメリカ国債系の投資信託』を買うのもよいかもしれません。

他にもアメリカ国籍の公社債投資信託である『米ドル建てMMF』や、各種米ドル建ての株式や債券など米ドルで購入できる金融商品は、日本円の金融商品よりも種類が豊富ですが、一般的には個人投資家の場合、投資信託での投資運用のほうが無難だとする見方もあるようです。

なお米ドル建て投資信託は、基本的に米ドルで購入するものとなります。
ただ日本円で購入できる(日本円建て)ものの運用が米ドル建てになっている米ドル建て投資信託、米ドルで購入できる(米ドル建て)ものの運用がユーロなど他の外貨になっている外国投資信託など、種類は様々です。